研究会(2002-)

2001年以降のセミナー/フォーラム/研究発表会の一覧

セミナー・フォーラム・研究発表会
(出席者 : 50-110 人)
行事名 主題 講演数
2006 Jan. 2005年度JSD研究発表会 マネジメントプロセスの革新に向けて 8
2006 Apr. 2006年度JSD総会記念討論会 日本のシステムダイナミックス教育の行方は? 10
2005 Apr. 2005年度JSD総会記念講演会 ビジネスにおけるSDモデルの実用化 5
2004 Oct. 第4回新世紀実学経営フォーラム SDによる日本経済モデルの検証 5
2003 Jan. 第3回新世紀実学経営フォーラム 循環型社会を目指した市民・行政・企業のコラボレーション 5
2003 Mar. 2003年度JSD研究発表会 モデリングによる戦略の仮説・検証プロセス 7
2002 Apr. 第2回新世紀実学経営フォーラム 新しい電気事業モデルの設計に仮想経営を活用する 5
2001 Jan. 第1回新世紀実学経営フォーラム 経営者が進めるビジネスモデルの革新 4

 JSD研究会の記録 & フォーラム & 総会

JSD研究会


システムダイナミックス学会日本支部(JSD)ではこの程、関西方面で1泊2日の合宿形式によるJSD研究会を開催することになりました。
皆様には奮ってご参加下さいますよう御案内申し上げます。

運営責任者 山内 昭(尾道大学)
運営委員 和泉 潤(名古屋産業大学)、小松 陽一(関西大学)、邵 忠 (尾道大学)

メーンテーマ : SDと教育

開催日時 : 12月3日(土)午後1時30分~12月4日(日)午前11時
場 所    : 関西大学飛鳥文化研究所・植田記念館(奈良県高市郡明日香村稲淵。交通は
近鉄橿原線または南大阪線 橿原神宮前駅下車。タクシーで約15分)。
交通案内図は、次のホームページ・アドレスにてご参照下さい:
http://www.kansai-u.ac.jp/pa/profile/seminar_asuka/03_map02.html

参加申込み: 30名まで宿泊できます。(1室2名以上の相部屋になります。
女性の場合は1室2名の部屋を確保します)
本研究会は合宿参加が建て前ですが、第1日目のみの参加も可能です。
その場合は、できるだけ懇親会にもご出席下さい。

申込み  ; 1.両日共参加  2.第1日目のみ参加+懇親会出席  3.第1日目のみ参加(懇親会は欠席) の
何れかを明記の上、電子メールかファックスで
11月25日(金)までに下記の受付窓口までお知らせ下さい。

受付窓口 : 邵 忠(しょう ちゅう) (Shao Zhong)
尾道大学経済情報学部
〒722-8506 広島県尾道市久山田町1600番地
EL 0848-22-8311(代) FAX 0848-22-5460
shao@onomichi-u.ac.jp

参 加 費 : 9,000円(1泊朝食付き+懇親会飲食費込み)。当日お支払い下さい。
なお、宿泊せず、懇親会のみ出席の場合は5,300円です。
大学生・院生は、上記金額がそれぞれ、6500円と4000円です。

プログラム  :12月3日(土) 13時30分~18時
13:30 開会挨拶 : 山内 昭(尾道大学)

第Ⅰ部 13:35 ~ 15:40 司会 : 和泉 潤(名古屋産業大学)
13:35 ~ 14:35 米国における初等・中等教育でのST/SD教育K-12の歴史・
方向性と日本における効果的なST/SD習得に関する考察
池田 誠(東洋大学)、末武 透(KPMG Tokyo Office)
14:40 ~ 15:40 同志社ビジネススクールでのSD教育と研究について
-SD漬けのキャンパスライフ-
山口 薫(同志社大学)

——- 休 憩 ——-

第Ⅱ部 15:55 ~ 18:00 司会 : 邵 忠(尾道大学)
15:55 ~ 16:55 SD教育と遣唐使   小林秀徳(中央大学)
17:00 ~ 18:00 人間の感覚とまちづくり  和泉 潤(名古屋産業大学)

懇 親 会   18:50 ~ 20:30

12月4日(日) 8時40分~11時
第Ⅲ部 8:40 ~ 9:40 司会 : 小松陽一(関西大学)
8:40 ~ 9:40 「場」としてのSDモデルについて-西田哲学の脱構築とSD-
亀山三郎(中央大学)
第Ⅳ部 9:50 ~ 10:50 司会 : 山内 昭(尾道大学)
9:50 ~ 10:50 総合討論「SDと教育」
10:50 閉会挨拶


1.日時:2005年11月26日(土):午後1時30分~5時
2.場所:専修大学神田校舎の5階、ゼミ56会場
3.テーマ:企業の社会責任とシステム・ダイナミックスの可能性
4.テーマ主旨:企業の社会責任(CSR)や企業継続管理(BCM)などが近年の経営管理で話題となっています。この根底には、企業や政府機関などの組織が社会変化のダイナミズムにうまく対応し、持続性を確保していく必要があるという考え方があります。
システム思考(ST)やシステム・ダイナミックス(SD)は、このニーズに応えることができる可能性を持った優れたツールであると思います。
この研究会では、社会責任(CSR)や企業継続管理(BCM)の概念や、システム・ダイナミックスの刑事政策への適用、はては文明の興亡という壮大なテーマへの適用にいたるまでの幅広い適応研究を紹介し、その可能性を参加者と共に議論してみたいと思います。

5.アジェンダと発表者:
13:30-14:30:CSR(企業社会責任)とBCM(企業継続管理) (坂倉省吾様)
14:30-14:40:CSRとシステム・ダイナミックスの適用に関するコメント(末武)
14:40-15:40:ST(システム思考)/SD(システム・ダイナミックス)を使った文明の興亡の分析(池田誠様、末武)
15:40-15:50:休憩
15:50-16:50:刑事政策の刑務所人口に与える影響(渡部淳一様)
16:50-17:00:事務連絡等

6.研究発表概要:
1)CSR(企業社会責任)とBCM(企業継続管理)
近年、組織の自律発展性や継続性の観点から話題になっているCSR(企業社会責任)とBCM(企業継続管理)について、長年、経営におけるダイナミズムについていろいろ調査や研究を行ってこられた坂倉様から発表していただきます。
2)ST(システム思考)/SD(システム・ダイナミックス)を使った文明の興亡の分析
システム・ダイナミックス・ジャーナルに投稿した上記研究について、文明の興亡の原因や、成長の限界、資源共有の悲劇などのシステム的な振る舞いの中で文明の興亡が発生するメカニズムなどを発表します。
3)刑事政策の刑務所人口に与える影響
犯罪件数並びに警察及び司法職員の数,量刑政策,仮釈放政策の刑務所人口に与える影響について,日本及びニューヨーク州の事例を用いて、SD(システム・ダイナミックス)により分析した研究発表を、渡辺様から行っていただきます。(以上)


1.日時:2005年9月10日、(土曜日)13:30-16:30
2.場所:学習院大学(予定です。確定及び変更の場合は再度通知します。)
3.テーマ:ISDC2005に参加して
4.テーマの主旨:システム・ダイナミックス学会は、毎年国際会議を開催し、さまざまなSDやSTに関する研究発表や研究者の交流を行っています。今年度は、米国、マサチューセッツで開催され、日本からも6名の参加者があり、5つの研究発表を行っています。国際会議の様子、SD/ST研究の潮流、出席者が実施した研究発表の概要、さらにはボストンでのよもやま話など、ボストンで写した写真も紹介しながら、少し気楽な例会を予定しています。
5.アジェンダ案
・ISDC2005の概要
・研究発表などの傾向・面白かった発表
・フォレスター賞
・活動報告
・事務局からの連絡
6.発表者 内野様、高橋様、大賀様、末武

1.日時:2005年5月21日、(土曜日)13:30-16:30
2.場所:学習院大学(学習院大学東2号館13階第三会議室
交通路線図 http://www.gakushuin.ac.jp/map.html
学内地図   http://www.gakushuin.ac.jp/m_map/index2.html
3.テーマ:SDと軍事
6月19日付(平成17年6月10日アップロード):発表内容のまとめ (JSD200505MeetingReport.pdf) をダウンロードできます(文責:末武 透)
4.テーマの主旨:SDはORの一分野として位置付けられてきた歴史を持つ。ORはその名の通り、もともと軍事研究から出発し、今日では経営や社会開発など広くいろんな分野に応用されている。SDも、経営や環境分野の応用に華々しい成果を上げているが、もとより、この分野に適用が限られるものではなく、近年では、軍事研究への適用やITセキュリティなど新しい分野への適用も行われ、面白い研究成果も現れているように思われる。
今回は、SD国際会議でのSDの軍事研究に関する発表を紹介し、その成果の経営モデルへの適用可能性を参加者と議論してみたい。しかしながら、今回の研究会は、平和運動など、軍事の政治的な部分及びイデオロギー的な部分を討議するものではない。あくまでも、日本の軍事研究や軍事教育の実情、及びSDの軍事研究への適用を紹介するものである。
5.アジェンダ案

13:30-13:35 オープニング
13:35-15:35 防衛庁の教育・研究体制(東洋大学西川吉光教授)
15:35-1545 休憩
15:45-16:15 SDの軍事研究への応用(末武)
16:15-16:30 研究活動報告、事務連絡

 

なお、「SDの軍事研究への応用」の発表前に、東洋大学国際地域学部、西川吉光教授に、「防衛庁の教育・研究体制」という題で、日本の軍事教育や軍事研究の中心課題を、防衛庁における教育研究態勢の概要や組織とその問題点等も含め、鳥瞰的観点から説明していただくことを予定しています。
西川吉光教授の略歴及び主な著著は以下の通りです。
略歴:
防衛庁入庁後、ハーバード大学や英国王立国防大学院に留学。
現在は東洋大学国際地域学部教授。法学博士。
研究テーマは国際関係論,国際地域協力,国際平和協力。
主な著書:「現代国際関係論」 晃洋書房
「現代国際関係史1~4」 晃洋書房
「日本政治外交論(上下)」 晃洋書房
「転換期日本の政治と社会」 北樹出版
「現代安全保障政策論」 北樹出版
「現代国際関係論」 晃洋書房
「アメリカ政治外交史」 晃洋書房
「転換期日本の政治と社会」 北樹出版
「ヘゲモニーの国際関係史」(防衛学会賞受賞) 晃洋書房
「国際政治と軍事力」 北樹出版
「戦後アジアの国際関係」 晃洋書房
「激動のアジア国際政治」 晃洋書房 など著書多数。

「SDの軍事研究への応用」では、以下のような内容を考えています。
・SDの軍事研究応用の課題
・軍事シミュレーション・モデル
・高度情報化された戦争
ふるってご参加下さい。
また、会員以外の方で、この発表や西川先生のご講演に興味のありそうな方にご紹介いただければ幸いです。 (以上)

2005年度JSD総会、および、記念講演会
テーマ : “ビジネスにおけるSDモデルの実用化”
趣 旨 : システム・ダイナミックス・モデルにより、ビジネス戦略の改善やリスク管理をいかにして行うかについて、具体的なモデルを示しシミュレーションを実行しながらその実用化について討論します。ビジネス・プロセス・ダイナミックス研究分科会で検討してきました内容の一部について報告します。開 催 日 :2005年4月2日(土)13時~16時10分
開催場所 :学習院大学西1号館 301教室
交通路線図 http://www.gakushuin.ac.jp/map.html
学内地図   http://www.gakushuin.ac.jp/m_map/index2.html
主 催 :国際システムダイナミックス学会日本支部(JSD)
ビジネス・プロセス・ダイナミックス研究分科会 担当
会 費 :無料
連絡先 :JSD事務局 Tel.03-3512-5358 松本憲洋
事前登録 :JSD会員には総会の案内と出席確認のはがきを3月下旬(JSD会員)にお送りします。
そのはがきの「講演会への出席確認欄」にチェックを入れて下さい。
会員以外の事前登録 :以下の内容をお送り下さい。
名前,所属,E-mail,JSD会員(Yes/No)
電話番号,住所,ITC受講者(Yes/No)
(note) ITC=ITコーディネータ
<宛  先> JSD2005@yahoogroups.jp
【 プログラム 】
13:00-13:30 基調講演
森田道也(学習院大学) 「SDの実用化に向けて」
13:30-14:10 講演-1
紅林倫太郎(日本電気株式会社)
「デマンド・プル型製造業を通じた経営シミュレーションツールの構築」
14:10-14:50 講演-2
明神 知(株式会社 オージス総研)
「SI事業におけるモデリングとシミュレーション」-SDとUMLによるアナリシスとシンセシス-14:50-15:30 講演-3
蓮尾克彦(ITコーディネータ協会)
「SDによるBSCの解法」
15:30-16:10 講演-4
松本憲洋(POSY Corp.)
「ビジネス・プロセス・モデルで活かせるBSC戦略経営」
【 講演の概要 】 ⇒詳細は、PDFでご覧下さい。

1. 日時:2月12日(土曜日) 13:00~16:00
2. 場所: お茶の水女子大学理学部1号館415号室
3. 内容:

13:00-14:15 中村香氏 お茶の水女子大学大学院
「ピータ・センゲの考え方と実践について」

M.I.T.においてSenior LecturerとしてBehavior Policy Scienceを担当し、組織学習協会(SoL) の代表を務める、SD理論家でありまた実践家であるピータ・センゲ氏の活動について紹介する。
内容は、1.ピータ・センゲの紹介、2.「学習する組織」という考え方について、3.組織学習協会の実践について(The fifth disciplineに注目して)、4.日本での動向。中村氏はセンゲ氏と直接の交流経験を持ち、中村氏が見て、そして聞きた”生の”ピータ・センゲ像について議論をする。 (文責 森(紹介者))

 14:30-15:30 飯島亜衣氏 上智大学大学院
「科学技術とジェンダー~EUの女性科学技術者政策」

飯島氏は欧州連合欧州委員会の報告書「Women in Industrial Research: A wake up call for European Industry」の訳者である。欧州委員会は欧州の経済活性化の題の解決方法の一つとして、有資格者の女性の産業界への参画を期待している。欧州委員会はこのシナリオを描くために、産業界を中心に膨大の女性科学技術者の実態のデータを収集し、まとめ、行動提言を表した。この問題は我が国において近い将来に表面化するであろう少子化問題と深く関係するものと考えられる。(文責 森(紹介者))

JSD研究会 in 名古屋  <2004年12月3日>
12月9日付(平成17年1月6日アップロード):発表内容のまとめ (JSD200412MeetingReport.pdf) をダウンロードできます(文責:末武 透)
[  午  前 の 部 ]   [  午  後  の 部 ]

SD紹介の会
「最新のシステム・ダイナミックス・ツールの可能性」

時系列挙動を検討する必要がある工学系の分野では制御理論が実用化されているように、社会系の分野ではシステム・ダイナミクスが実用化されています。
ただ、残念なことにこの動きは欧米では盛んですが、日本では1970~80年代当時のSDの概念が払拭されないまままだ残っていて、経営問題とか政策問題などで実用化する動きは鈍いようです。
しかし、SDツールは主にアメリカとヨーロッパで開発されていますから、実用化に向けた機能を持った最新版はいつでも活用できます。ご存知のように、アメリカでVensimとithink/Stellaが開発されており、ヨーロッパではPowersim Studioが開発されています。
この内のPowersim Studioが11月下旬に新バージョンをリリースしますので、最新のSDツールの機能を紹介し、合わせてモデリングの基本についてお話しする機会を設けます。
JSDにおけるSD普及活動として開催しますので、皆様どうぞご出席下さい。

名称 「最新のSDツールの可能性について」
期日 2004年12月3日 10時30分~12時30分
場所 名古屋大学環境総合館3階講義室3
講師 松本憲洋(JSD理事・POSY社)
内容 (1)SD/STによる問題分析と問題解決の標準的プロセス最新のモデリングの機能を使ってモデルを動かしながら解説します。
(2)戦略シミュレーションのための機能最適化機能、リスク評価機能、リスク管理機能についてサンプルモデルを動かしながら解説します。
資料 SDツールの解説資料
当日使用するモデルとフリーのSDツールが入ったCD
会場 当日の会場にはPCを準備していません。出席者がノートPCを持参されれば、その場で講師とともに体験できますので、準備できる方は持参されることをお勧めします。
費用 無料
参加条件 制限なし
申込 資料を準備する関係で、前もって申し込んでいただきます。
以下の情報をメールに Cut & Paste して、講師までお送り下さい。
送り先:matsumoto@posy.co.jp
-----------------------
名前 :
e-mail:
所属 :
住所 :(〒    )

-----------------------

日時 :2004年12月3日(金)13時30分~17時
場所 :名古屋大学環境総合館3階講義室3
テーマ:「SDによる政策分析の拡がり」
プログラム(案)
13:30 開会の挨拶
13:35 基調講演:
「欧州・日本・アジアの都市・国土計画の重要課題とSDへの期待」
名古屋大学大学院環境学研究科教授   林 良嗣
14:05 発表1
「SDを用いた政策分析ツール開発への取組」
名古屋大学大学院環境学研究科   岡村実奈

SDを用いた政策分析 ツール開発への取り組み例として、昨年度まで取り組んできた都市の有機性廃棄物処理システムの政策分析ツールを用いたシナリオ分析についてと、開発途上の黄河流域の水資源マネージメントツールについて解説する。

15:05 発表2
「SDによるビジネスモデルの施策検証」
リコーエレメックス株式会社   小池昇司

A社のB事業分野は既に事業戦略を決めて進めてきた。
しかし、戦略の実現が予定より遅れている。そのことを問題とした。
そこで、その事業戦略を実現するビジネスモデルをSDによりシミュレーションした。いくつかのアクションプランによりもたらされる結果(収益)の複雑な挙動をSDにより検証した。
戦略目標を達成するための過去のアクションプランの効果をSDによりシミュレーションし、モデルとシミュレーションの妥当性、戦略指標のマイルストーン達成が遅れた要因を検討した。更に、SDを活用して限られた資源の制約の中で、より効果的な新しい施策を定めた。

15:55 発表3
「非定量的要因のモデリングは可能か」
日本HP株式会社   近藤史人

形式化しやすい変数(在庫の変動、リードタイムなど)は、すでに確立された数式もあり、モデル化は容易だと思われるが、世間の評判、社員のやる気、経営者の理念の浸透など、企業経営において非常に重要なファクターとなるこれらのパラメーターを形式化する理論は確立されていない。進化のプロセスは、伝統的ダーウィニズムでは、コピー、変異、淘汰の繰り返しで起こるとされているが、R.ドーキンスは、「ミーム」も同じようにコピー、変異(伝達の誤差)、淘汰で進化するとしている。Susan Blackmoreは、「ミーム」は、対象そのものをコピー(産物のコピー)するのではなく、指示のコピー(やり方)だとしている。これを突き詰めて考えると、ビジョナリーカンパニー2の「規律の文化をもつ企業」や「トヨタの遺伝子」などでたびたび紹介される暗黙のルールなどにも符合し、これの組織内での伝播と進化の過程をモデル化できれば、かなり画期的なマネージメントツールになるのではないかと思われる。ミーム(文化遺伝子)という切れ味のナイフで組織管理のモデルが出来るかどうかを考える。

16:45 閉会の挨拶
17:30頃 懇親会
問合先:和泉 潤(JSD理事・名古屋産業大学教授)
izm@nagoya-su.ac.jp

本部主催 担当:副会長:山内 昭、理事:和泉 潤
1. 日時:11月20日(土曜日)13:00-16:00
2. 場所: お茶の水女子大学理学部1号館415号室
3...内容:13:00-14:15
      「Model Draft of Tax Incentives in Japan」
Grischa Meyer氏
Governmental and Environmental Relations
VOLKSWAGEN Group
Technical Representative
14:30-15:30
      「ヒートアイランドに関するモデリングに向けて」
田宮兵衛氏
お茶の水女子大学
⇒11月28日付:発表内容のまとめ (JSD200411MeetingReport.pdf) をダウンロードできます(文責:末武 透)
1.日時:9月11日(土曜日)13:30-16:00
2.場所:学習院大学 目白キャンパス 東2号館 13階 第3会議室
http://www.gakushuin.ac.jp/m_map/index2.html
3.テーマ:「2004年度システム・ダイナッミクス学会国際会議」
4..主旨:

オックスフォード大学で、7月末に行われた、2004年度システム・ダイナッミクス学会国際会議(ISDC2004)での研究発表や会場となったオックスフォード大学の模様を紹介します。今回は、雑談やおもしろいエピソードなどを含め、英国風にお茶とクッキー付きの気楽な会合にしたいと思います。
どうぞふるってご参加下さい。

《タイムスケジュール》
13:30-15:20 (1)2004年度システム・ダイナッミクス学会国際会議 (末武様ほか参加者の皆様)
・会場となったオックスフォード大学の風景・研究発表の模様・参加者・日本人参加者の発表・興味を引かれた研究発表の紹介・SD研究の動向や変化、今後・フリー・ディスカッション
。⇒9月14日付:発表内容のまとめ (JSD200409MeetingReport.pdf) をダウンロードできます(文責:末武 透、内野 明)
15:20-15:30  <休憩>
15:30-16:00 (2)研究分科会活動報告及び事務連絡(松本様)
1.日時:7月10日(土)13:00-16:30
2.会場:お茶の水女子大学 理学部1号館 415教室
3.テーマ:(1)環境ビジネスと経営(2)経営判断のツールとしてのSD
4.プログラム

講演(1)13時~14時30分
「環境ビジネスと経営」
落合以臣(株式会社ジョンクエルコンサルティング)
環境税の導入が2005年から施行されます。
CO2の排出規制だけでなく、2000年に施行された地下水・土壌汚染防止法は、重金属類及びPCB、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレンなどの有害物質除去に関して、企業責任の重さを認識させられるものでした。
一方では、環境汚染除去に対するビジネスが増大し、90年代に数千億であった市場が、2010年には数兆円規模になることが予測されています。
こうした背景の中で、法の要と表裏一体をなす環境ビジネスと経営に焦点を当て、経営としての視点から見た環境と現場サイドから見た環境ビジネスについてお話しします。

講演(2)14時40分~16時20分
「経営判断のツールとしてのSD」
蓮尾克彦(株式会社テプコシステムズ)
日本の「失われた10年」は経営者の判断ミスの結果である。
BSC(Balanced Score Card)を使った経営手法を戦略立案だけでなく日常の経営ツールとしてシステム化する手順を試行する。併せてせてIT業界の現状と「経営に役にたつシステム構築」の為のプロセスとテクニックをITC,ITSSに準拠して考察する。

5.連絡事項 研究分科会報告など

1.日時:5月15日(土)13:00-16:00
2. 場所: 学習院大学 目白キャンパス 東2号館13階第一会議室
3. テーマ:「 SDとセキュリティ(安全)研究 Security and System Dynamics Approach 」
4. 主旨:情報社会は進んだ今日、セキュリティ(安全)の確保がかってとは違った様相となっている。セキュリティにはいろんなレベルや分野があり、国家レベルでは、安全保障などが、社会レベルでは防犯社会などが、そして企業レベルや個人レベルでは、個人情報や企業情報の漏曳防止などが問題となっている。SD学会は、セキュリティの重要性に注目し、学会内にセキュリティ研究分科会を設立している。
SDと軍事に関する研究の一部は、昨年9月の例会で少し紹介しているので、今回は、非軍事の分野に関するセキュリティを取り上げ、まず、システムのセキュリティに関する基本的な考え方を紹介し、続いて、SDを使ったセキュリティの研究を紹介する。⇒5月24日付:発表内容のまとめ (JSD200405MeetingReport.pdf) をダウンロードできます(文責:末武 透)
5.プログラム
(1)セキュリティ(安全)の概要(あずさ監査法人 末武 透様) 13:00-13;10
(2)ITにおけるセキュリティ(オージス総研)  13:10-14:40

タイトル:「情報セキュリティの最新動向」
講演者: オージス総研 東日本営業部クロス営業チーム
(兼)システム技術部インフラ技術第一チーム
猪上 謙吾様
主旨:相次ぐ個人情報流出事件、相変わらずのウィルス流行など、情報セキュリティに対する世間の関心は高いものの、情報セキュリティに関連する事件、事故が続発し、世間を賑やかせています。法律や情報セキュリティ関連規格の整備はどのように進んでいるのでしょうか?情報セキュリティにどう取り組むべきなのでしょうか?
情報セキュリティの規格類を有効に活用するために気をつけないといけないことは何でしょうか?ツールの選択はどうすればよいのでしょうか?
事故が起こってからあわてないために、情報セキュリティへの取り組み指針を、最新動向を交えてご紹介いたします。

休憩  14:40-14:50
(3)SDとセキュリティ研究(末武 透様) 14:50-15:20
(4)活動報告
-日本衛生学会総会でのミニシンポの活動報告
(大賀英史様+池田 誠様)  15:20-15:50
-研究分科会活動報告 15:50-16:00

1.日時:3月27日(土)13:30-16:00
2.講演者:新部昭夫(にべ あきお)教授
(東京農業大学 大学院 農学研究科 国際バイオビジネス学専攻)
3.発表テーマ:「農業生産におけるモデリングとSDの利用」(仮)
4.主旨:農業生産におけるモデリングやSDの利用について
5.場所:学習院大学 東2号館 13階 第一会議室

新部先生のご専門は、農業生産や農産物流通関係で、いろいろSDを使って面白い研究をなさっています。
また、先般、朝日新聞朝刊で、モンゴルの力士が、SDで学位を取得したという記事が掲載されましたが、この方の指導教官でもいらっしゃいます。

【発表概要】 ⇒新部先生の発表ファイル (JSD20040327©NIBE Akio.pdf) をダウンロードできます
農業は、生物生産を中心に環境要因や人為的要因をトータル的に包含した生産システムであり、しかも社会的経済的要因のフィードバックも多い。したがって、農業の分野においても1960年代からコンピュータの普及に伴って、農業生産や農業経営にSDモデルを利用したシミュレーション研究が行われてきた。これらの研究を紹介するとともに、環境保全や安全性の確保など低投入でかつ持続可能な農業生産を確立するために、システムアプローチ的手法が重要であることを考察する。
次に、現在関わっている研究分野として、
1)植物の発育から収穫までをモデリングする作物モデルの研究分野の現状と応用研究について、
2)アジア地域における食料・環境・生活の持続的発展のためのダイナミック・モデルの開発について報告する。
特に2)のモデルは現在研究開発中のモデルで、SDを用いた通称「農大モデル」といわれる。このモデルは数量データに基づく計量経済モデルではなく安定的で持続的な成長を実現するための政策を模索し評価することを目的としている。

⇒⇒ 総会記念講演 & JSD総会 ⇒⇒
○期日:2004年1月31日(土)13時~17時
○場所:中央大学後楽園キャンパス 6号館6701教室

<< 講演概要 >>

総会記念講演(1)「倫理観の向上とリスクマネジメント」 落合 以臣 氏 (講演1時間、質疑30分)13時~14時30分
ここ数年、企業では数々の事件・事故、などで世界に対して大きな信用失墜を起こしたことは周知の通りである。
経済産業省が、企業で起きた事件・事故の背景をまとめたところ、原因の80%が人的に関り、20%が技術伝承を妨げたものであったと報告した。
年々わが国を取り巻くリスク環境は増大し、企業が抱えるリスクは極めて広範囲にわたると言えるが、不祥事を引起す原因と背景は、人的心理に依存すると言っても過言ではない。終身雇用、年功序列が崩壊し、成果主義に転じた評価方法は、日本人にとって不得意な評価への移行と同時に企業を支える人々のやる気さえも押し殺す結果になっているのではと思われる。やる気を形成する要素は動機付けが関与し、その源流を遡ると倫理観、道徳観、さらにはリスクマネジメントへと連動している。
記念講演では、倫理観の向上がリスクを軽減することにつながることを述べ、企業の一助になれば幸いと考える。
総会記念講演(2):「日本再生に痛みはいらない」 岩田 規久男 氏 (学習院大学経済学部 教授)14時30分~16時
小泉純一郎首相は、「改革には痛みが伴うが、痛みなくして、成長なし」という。
しかし、五%前半で高止まりする失業率、企業倒産、自殺の増加などは、構造改革による痛みではなく、デフレで景気が悪いための痛みである。
そもそも、構造改革を進めるために、低成長やマイナス成長を原因とする企業倒産、失業、生活難からの自殺といった「痛み」を我慢する必要はまったくない。実質で二~三%の成長、名目で五~七%程度の成長の下で、構造改革を進めれば、低成長ゆえの倒産、失業、自殺などの「痛み」はまったく生じない。また、規制改革や無駄な公共投資の廃止などによって失業が生じたとしても、景気が本格的に回復し、経済が順調に成長していれば、そうした失業者が新しい職を見つけることも容易になる。
デフレから脱却して、景気が本格的に回復し、経済が順調に成長している状況でこそ、小泉首相が目指すさまざまな構造改革はスムーズに進むのである。

ワークショップ長崎   (2003年12月5-6日)
場所:長崎県立シーボルト大学  プログラム
実行委員長 山内 昭、実行副委員長 三藤利雄( mitsufuji@sun.ac.jp

○期日:2003年11月8日(土)13時~17時
○場所:中央大学後楽園キャンパス 6号館6210教室
13時~14時50分(質疑の時間を含みます)
演題 An Application of System Dynamics to an Obesity Prevention Program
講演者 大賀英史、上原拓郎((独)国立健康・栄養研究所)、米澤麻子(㈱ライフケアパートナーズ)
肥満予防に効果があるとされる運動や栄養に関する知見は雑誌やマスコミを通して広まり、各人が「出来る範囲で」実践されている。しかし、実施されている改善行動は、適切でないか諦めてしまうため、本来期待できるはずの効果が見られないことが少なくない。
そこで、某企業の男性社員11人を対象にアンケート等を実施し、そのデータをもとにしたマップ作成により、各人に潜んでいる健康行動に関するメンタルモデルを抽出し、共通して観察される非合理的な因果付けのパターンを解析した。
論文紹介 An Application of System Dynamics to an Obesity Prevention ProgramJcal
講演者 大浦豊弘(㈱ライフケアパートナーズ)
日本人の死因の6割を占める生活習慣病は、世界中でも大きな問題となっています。これらの疾患に対する様々なヘルスケアサービスが行われていますが、果たしてどの程度の費用対効果があるのか、長期的な時間軸のなかで明確にしていくことが、大きな課題となっています。当論文では、米国ワシントン州における糖尿病と心不全のヘルスケアプログラムがどのような効果があるのか、システムダイナミクスモデルを用いて20年間のシミュレーションを示しています。
まずは、今回は当論文をご紹介し、今後、日本における生活習慣病予防領域に関してのシステムダイナミクスモデル活用の可能性を探っていきたいと思います。
15時~16時40分(質疑の時間を含みます)
演題 ST/SDシミュレータ・ソフトSimTaKNの実践事例紹介」
講演者 池田誠(東洋大学国際地域学部)
新しいST/SDシミュレータ・ソフトSimTaKNを用いた高知県、館林市・板倉町・明和町(MIT地域)の研修生による研修成果と群馬県の「21世紀のプラン」への応用の成果を発表する。
16時40分~17時
(1)研究分科会報告:森主査、池田主査、松本安生主査、松本憲洋幹事
(2)JSD事務局連絡
○期日:2003年9月13日(土)13時~17時
○場所:中央大学後楽園キャンパス 6号館 6202教室

ニューヨーク大会でエージェント・ベースト・モデルの話題が活発だったそうです。その論文の一つを発表された東京農業大学の石田先生にご講演をお願いしました。
JSDではエージェント・ベースト・モデルについて始めての講演だと思いますので、チュートリアル的な部分も含めていただくようにお願いしています。
13時10分~15時10分 講演 :「システムダイナミクスとエージェントベースドモデル」
発表者 :石田和成先生 東京農業大学
講演概要:社会事象をモデル化・分析する手法として、システムダイナミクスとエージェントベースドモデルを比較し、それぞれの強みと弱みを考察する。システムダイナミクスは、フローとストックを用いて、ポジティブ、ネガティ
ブフィードバックループを記述することにより、社会モデルを構築するのに対して、エージェントベースドモデルは、個々のエージェントの行動規則を用いて、エージェント間の相互作用を記述することにより、社会モデルを構築する。システムダイナミクスとの関係を踏まえて、エージェントベースドモデルにおけるの代表的モデルを解説するとともに、システムダイナミクスとエージェントベースドモデルを組み合わせた、社会モデル記述の可能性を議論する。
15時20分~16時40分 報告 :21th International Conference of the System Dynamics Society 出席報告
報告者 :末武透氏ほか参加者の皆さん
16時40分~17時
(1)研究分科会報告:森主査、池田主査、松本安生主査、
松本憲洋幹事
(2)JSD事務局連絡

○期日:2003年7月12日(土)13時~16時30分
○場所:中央大学後楽園キャンパス 6号館 6310教室
13時~14時30分 講演1 :「SDモデル構築におけるミクロ・マクロ・リンケージ」
発表者 :末武 透 朝日監査法人
講演概要:SDでのモデル構築において、しばしば、ミクロとマクロのリンケージが焦点になっている。
これまで発表されたモデルの構造表現を見ると、ミクロとマクロのリンケージは4つに分類できると考えられる。
ミクロとマクロのリンケージに関する構造表現について、学会誌「システム・ダイナッミクス」第3号への投稿論文を基に議論を行う。
14時30分~16時 講演2 :「マクロ経済学とシステムダイナミックス」
発表者 :小林秀徳 中央大学総合政策学部
講演要旨:日本経済のマクロモデルをダイナモ方程式で記述しシミュレーションを試みることにより、1970年以来のヒストリィと、現状、および将来の展望を得る。日本経済論として、マクロエコノミックスとして、また政策研究として、論争のあるテーマに対するシステムダイナミックスの顕在的貢献について議論する。
16時~16時30分
(1)研究分科会報告:森主査、池田主査、松本安生主査、松本憲洋幹事
(2)JSD事務局連絡
○期日:2003年5月17日(土)13時~17時
○場所:中央大学後楽園キャンパス 6号館 6310教室
13時~14時30分 講演1 :「科研費研究「グローカル・モデルの研究」に関する中間報告(その2)」
発表者: 池田誠 東洋大学国際地域学部教授
講演概要:今年が最終年度となっている科研費研究「グローカル・モデルの研究」について、本学会誌の研究ノートに掲載した部分(その1)以外のST/SDの個人/グループ・モデリングに関する教育研修方法と地球環境の多重階層型SDモデルのプロトタイプについても併せてご報告致します。
14時30分~16時 講演2 :「人口・資源モデルの基礎的解析」
発表者:竹内智 山梨大学工学部環境システム工学科教授
講演要旨:人口・資源モデルを理論的に解析し、厳密解を導出して合理的なパラメータ領域を求めた。さらに,モデルの振舞を,STELLAを用いて数値的にシミュレートした。出生率と資源の消費率は一定と仮定した。死亡率は資源の残存量に依存し,時間と共に変化する。出生率が死亡率より大きいとき、人口が急激に増加する正のフィードバックが働く。一方、死亡率が出生率より大きくなると、負のフィードフォアードが働き人口は減少しつづける。この一連のプロセスはオーバーシュートと破局を表している。また、資源は時間と共に単調に減少することが示された。
16時~17時 講演3:厚生年金モデルと首都圏モデル
講演者:島田俊郎 初代支部長
17時~17時20分
研究分科会報告:森主査、池田主査、松本安生主査、松本憲洋幹事
JSD研究発表会 「モデリングによる戦略の仮説・検証プロセス」
○期日    :2003年3月19日(水)13時~17時30分
○場所    :中央大学市ヶ谷キャンパス9階会議場

国際システムダイナミックス学会日本支部(JSD)では、2002年度から研究分科会活動を始めました。それに引き続き今年度から、研究分科会活動の成果をJSD研究発表会の形で報告し、広く皆様からご批判いただくことにしました。
初回は、ビジネス・プロセス・ダイナミックス(BPD)研究分科会が中心になって2003年度JSD研究発表会が開催されました(右写真はオープニング)。
発表内容などは添付ファイルをご覧下さい。また、詳細はjsd_to_allの共有ファイルに掲載されています。

13:00-13:30 「ビジネス・プロセス研究の意義」 森田道也(学習院大学)
13:30-14:10 特別講演 ”Complex Eco-economy System”
Pawel Bartoszczuk  (System Research Ins. of the Polish Academy of Science)
Yoshiteru Nakamori  (Japan Advanced Institute of Science and Technology)
14:10-14:40 「為替リスク管理とSD」 岩澤嘉則(住友生命総合研究所)、佐々木登(RSアセットメンージメント)
15:00-15:30 「フィードフォワード・フィードバックと経営の関係」 内山 章(九州電力株式会社)
15:30-16:10 「モデル・ベースト経営」 松本憲洋(POSY)
16:10-16:40 「SDによるリユースとリサイクルの考察」 榎本哲也(横浜容器工業株式会社)
16:40-17:10 「企業における定性的要因の及ぼす影響のモデリング」 近藤史人(日本ヒューレットパッカード株式会社)
以下の論文は発表者が業務の都合で発表会に出席できないため印刷資料としてのみ配布します。

収録論文

「システム思考のモデルをどう活用するか」 伊藤武志(ニューチャーネットワークス)

収録論文

「ビジネス・リスクの管理」 末武 透(朝日監査法人)

収録論文

「意思決定の非ブラックボックス化」 宮本善文(石油公団)

○期日 : 2003年2月12日(水)18時15分~20時時10分
○場所 : 中央大学市ヶ谷キャンパス 2617教室
○講演1:18時15分~18時40分(25分間) 松本憲洋(POSY)
「ベルハルストの人口増加モデルとカオス:
ロジスティック方程式のSDによる数値実験」

ベルハウストが人口増加率を表現したロジスティック方程式がカオスに関係していることをSDモデルを使って数値実験で説明します。ご興味をお持ちの方にはモデルをさし上げます。

○講演2:18時40分~20時10分(90分) 内野 明(専修大学教授)
「21世紀日本の人口推計と人口モデル」

人口がピークを迎えその後減少に向かうのは日本だけの問題ではない。しかし、現実に世界のトップを切ってその日が近づいている。過去の長期推計がどのようなもので、それがどのように扱われてきたかを話しの出発点として、最新の推計を確認し、われわれが今後どのように将来に向かうのかを考える。もちろん、SDを利用した人口モデル、ナショナルモデルにおける人口セクタの扱いまで取り扱いたい。

研究会終了後にJSD総会を開催した。

○期日 : 2003年1月11日(土)  13時~17時30分
○場所 : 関西大学経済・政治研究所 会議室  (阪急千里線関大前下車徒歩8分)
〒564-8680  大阪府吹田市山手町3-3-35。
関西大学千里山キャンパス  円神館内(℡ 06-6368-1177)
○報告 : 1.チュートリアル
『ビジネス戦略(ストーリー)からモデリングまで ─システム思考・SD速習法─』
大阪産業大学  山口  薫
2.国民年金モデルとその実効性
㈱NTTデータ  齋藤  環 ・関西大学  山内  昭
3.プロジェクトマネジメントにおけるダイナミックス
:  個人作業とスケジュール遅延
千葉工業大学    越島 一郎
出席者40名。なお、研究会終了後、千里山キャンパス内において懇親会が開催された。
○期日 : 2002年11月9日(土)13時~16時30分
○場所 : 中央大学市ヶ谷キャンパス
○概要 :今月のJSD研究会の発表の構成は、3部構成です。ディベート的に対比した発表をベースに、皆様方にシステムシンキングの本質を多面的に討論していただくよう企画しました。ふるってご参加下さい。
(1)コーザルループのような定性的手法ベースの話(2)システムシンキングの基本的な解説(3)SDツールをシステムシンキングに援用する話

○内容 :
1:00-1:40 上原拓郎(中央大学研究開発機構)
「Improving Causal Mapping Practice Using The System Dynamics ’Front-End’ Tool」
この論文は今年のイタリア大会でAlan Charles McLUCASにより発表された論文です。コーザルループは因果関係とフィードバックを視覚的に描写するには都合がいいので良く使われていますが、含まれる因果関係について曖昧な状況を多く含んでもいます。この論文では、量的な表現に使うレベルとフローを用いないで、コーザルループを発展させて複雑な問題の因果関係の分析を行なう方法について述べています。説明に具体的な例として非合法ドラッグの問題を取り上げていますので理解が容易です。
1:40-3:00 伊藤武志(ニューチャ)
「システム思考とシステム原型」
システムとは何か、システム思考の目的や考え方、システム思考のツールである因果ループ図と時系列変化グラフなどを説明します。そして、システムの一般的なパターンであるシステム原型を解説します。システム原型として、応急処置の失敗、問題の転嫁、成功の限界、目標のなし崩し、成長と投資不足、エスカレート、共有地の悲劇の8つを紹介します。
3:10-3:40 松本憲洋(POSY)
システムシンキング・モデリング・シミュレーション
1992年以降のコンピュータ環境を前提にした、SDツールOrientedの考え方について検討します。
3:40-4:30 システムシンキングに関する総合討論
以上の発表を踏まえて、システムシンキングについて多面的な討論を期待しています。

○期日 : 10月8日(火)18時30分~20時30分
○場所 : 中央大学市ヶ谷キャンパス 2605教室
○議題 : 18時30分~20時
システムダイナミックス学会 イタリア・パレルモ大会報告
末武透・亀山三郎・大賀英史
20時~20時30分
研究分科会報告 :各分科会主査または幹事
論文集編集経過報告 :編集担当者
その他
○期日 : 2002年7月13日午後1時00分~5時00分
○場所 : 中央大学市ヶ谷キャンパス 2609教室(2号館6階)

研究分科会の目的、計画、具体的内容について、各分科会からお話しいただき、SDに関連する共通事項、相互に関連する内容について意見交換することを目的に、新しい運営方法に移行して初めてのJSD研究会を開催いたします。
【発足している研究分科会】
◇「島田長期モデル検証」研究分科会
◇「ビジネス分野におけるST/SDの適用効果」研究分科会
◇「SD教育」研究分科会
◇「自然・社会の環境モデル」研究分科会

フォーラム
第4回 新世紀実学経営フォーラム
SDによる日本経済モデルの検証
開催日 :2004年10月23日(土)13時~17時
場   所 :中央大学後楽園キャンパス5号館5138教室
主   催 :JSD学会
担当者 :JSD日本経済モデル研究分科会(主査 小林秀徳)
資料代  :1,000円(当日受付 :但し、JSD会員は無料)) 出席者42名。 ☆☆詳細ファイル☆☆  
第3回 新世紀実学経営フォーラム
-循環型社会を目指した行政・市民・企業のコラボレーション-

開催日 : 2003年1月15日(水)13時~15時30分
場   所 : 中央大学市ヶ谷キャンパス9F 国際会議場
主   催 : 国際システムダイナミックス学会日本支部
参加費 : 3,000円(ただし、主催・後援学会の会員は無料) 出席者50名。 ☆☆詳細ファイル☆☆
総 会
 2005年度 JSD総会
期日:2005年4月2日(土)16時30分~17時30分
場所:学習院大学西1号館 301教室
議事             議長 :会長 森田道也
1.2004年度決算報告:承認事項  会長説明
2.2004年度事業報告:報告事項 事務局長説明
3.規約の改訂:承認事項      事務局長説明
4.2005年度事業計画:承認事項 会長説明
5.2005年度事業予算:承認事項 会長説明
6.その他

2004年度 JSD総会

○期日:2004年1月31日(土)16時10分~17時

○場所:中央大学後楽園キャンパス 6号館6701教室
2003年度報告(小林 秀徳 支部長)
新支部長ほか選出:支部長候補は森田 道也 氏(学習院大学)
2004年度計画
(注:理事会の開催:当日12時~12時50分、中央大学後楽園キャンパス3号館11階)

2003年度 JSD総会

○期日 : 2003年2月12日(水)20時10分~20時時30分
○議題 : 2002年度会計・事業報告
2003年度予算・事業計画
その他

《お礼》JSD発足以前より長らくご協力頂きました例会は、2002年7月よりJSD研究会として新発足しま した。  *例会の記録 *  1996年1月から2002年6月まで開催された日本支部例会・フォーラム・総会等の記録
   [定例研究会] 第51~93回例会(原則と して奇数月の第3土曜日、13:30~17:00)
[ナショナルモデル研究会] 第1~28回例会(原則と して偶数月の第3土曜日、13:30~17:00)